私は種のことを考えると、とても面白いと思います。それは最初から植物に似ている種はないからです。ひとつもないです。種を買うときは、私は袋にある写真だけを見て買います。その写真がなければ、私は何を買っているかわかりません。
これは「セカンドハンド ライオンズ」という映画であった面白いシーンを思い出させます。年寄りの兄弟二人が彼らの幼い甥を育てていくというストーリーです。巡回セールスマンから種を買った3人は、自分たちのガーデンを作り始めました。全ての列に何が植えられているかは、そこに植えられた種の袋の写真で分類されています。
ある日、3人がガーデンで作業している時に、甥はすべての植物が同じに見えることを発見しました。彼はそれぞれの列に何が植えられているかを聞きました。やがてそれぞれの列にはトウモロコシしか植えられていないことがわかりました。「今思えば、あの種ぜんぶ似ていたな。」と兄弟の一人は言いました。実は、彼らはあの巡回セールスマンから詐欺に会い、トウモロコシの種だけしか売られていなかったのです!
結婚では、「種」は私たちが持っているゴール、期待、そして願望のことです。それらは「あなたの結婚生活から何が欲しいですか?」という質問への答えです。私たちは収穫したいものを植えます。だから、 はじめに「どのような収穫が欲しいですか?」と互いに聞きましょう。
私たちは意図的にゴールを達成しようとしなかったら、「トウモロコシだけのガーデン」しか残せません。トウモロコシが収穫できることはもちろんいいですが、誰だって一日中、毎日トウモロコシだけを食べたくはないでしょう。
結婚での「ゴール」はガーデンの種のように様々になることもあります。多くの結婚は同じようなゴールがあるでしょう。でも全体ではそれぞれの結婚は自分のユニークなミックスを持っています。
下記に書いてあるゴールは私と妻が持っているゴールです。(これらは重要度に並べられているわけではなく、これらの数(10)は魔法の数字でもありません。)
1.愛と受け入れ
2.互いへの尊敬
3.健康(精神、感情、身体)
4.許しと恵み
5.セックス
6.家族
7.安全(家庭内暴力なし)
8.喜びと楽しみ
9.気前が良い(時間、金)
10.コミュニケーション
ゴールについて話しているときに、私と妻はそれぞれのゴールに「健全な」という形容詞を付け足して言うことは良いことだと決めました。もし、夫婦喧嘩の中で「お前は間抜けで、大っ嫌いだ」と言ったとしても、それもコミュニケーションかもしれませんが、でもそれを言っても(本当にそう思っていても)何の為にもなりませんよね。ですから、私と妻は健全なコミュニケーションというゴールを持っています。同じように、健全なセックスは互いを尊敬し、互いの願望を果たすセックスとなります。そうでなければ、セックスは感情なしになり、利己的なものになってしまいます。
ガーデンを計画するときは、何を収穫したいのかを考えます。キュウリの種を植えれば、どんなに水をやり、草を取り、そして願ってもトマトは芽を出しません。トウモロコシのみを植えたならば、トウモロコシしか生えません。ですから、プロから初心者まで、ガーデニングをする人は何かしらの収穫が欲しいため、何を植えるのかに特に注目します。
同じように、結婚では収穫のために種を選ばなければなりません。完成を思い描いて始めましょう。私たちはゴールや期待を確認し、結婚パートナーシップから何が欲しいかを知る必要があると思います。カップルとして、あなたは自分の結婚パートナーシップから何が欲しいですか?
映画「アンティー メイム」は、ある女性が自分の孤児になった甥を育てていくという話です。あるシーンでは、自分の秘書が人生を精一杯生きることへの抵抗感を持っていることに対して、メイムは、「人生は宴会だ、でも人々は飢えています。」と答えます。宴会に参加しても、何も食べないのです。
結婚パートナーシップについても同じように言えます! 結婚は宴会であり、私たちの体、精神、そして頭へのごちそうだ!だけどほとんどの人々は結婚パートナーシップから何が欲しいのかわからないのです。それはビュッフェの行列で待ち、何が食べたいのかわからないから、こげたトーストだけを取るのと同じです。それではダメ!
あなたは自分の結婚パートナーシップから何が欲しいのですか?「わかりません」は受け入れられませんよ!読んだら、是非、自分の考えを書くために数分間とってみてください。どうですか?そのあとパートナーとそのアイディアを分かち合いましょう。
あなたの結婚に関して、宴会以外のものでとどまらないようにしょう!